CNG自動車用容器について
容器の定義
圧縮天然ガス自動車燃料装置用容器(以下、容器という)
容器の種類
継目なし容器 | 一般呼称 スチール容器 |
---|---|
金属ライナー製 複合容器 |
一般呼称 FRP容器 |
プラスチックライナー製複合容器 | オールコンポジット容器 |
(容器の大きさは搭載する車両により、20L〜150Lまである。)
付属品の種類
- 容器元弁は、手動でハンドルの開閉操作ができる容器元弁と電気信号により電磁弁を開閉する電気式作動元弁がある。
- 容器元弁には過流防止弁が内蔵されている。
CNGの特性
組成はメタン(88%)、エタン(6%)、プロパン(4%)、ブタン(2%)
他燃料との性状比較
項目 | 天然ガス (メタン) |
LPG | ガソリン |
---|---|---|---|
比重 (空気=1) |
0.56 | 1.6~1.9 | 3.4 |
自然発火温度 (℃) |
540 | 460 | 230 |
可燃範囲 (空気中の%) |
5~15 | 2~9 | 1~8 |
容器内の状態・圧力 (Mpa) |
気体 20Mpa | 液体 0.5 | 液体 大気圧 |
ガス容器の取り扱い上の注意
① 脱圧 20Mpaの高圧ガスを脱圧(減圧)する。
② 元弁の特性 外部電源(DC12V又は24V)を供給して電磁弁を開く。
③ ガス容器の用途制限
期間 初回4年以内、以降2年2月ごと。使用期限は15年